【自転車とはるくん①】電動自転車はダディの必殺道具です
朝、家から出たはるくんが真っ先に向かうのが駐輪場です。
「カチャ、カチャってやる~」
めがねダディが小さな自転車用の鍵を渡すと、
はるくんは後輪にある鍵穴に差し込み、鍵をひねって「カチャ!」
鍵が開いた瞬間、目をキラキラと光らせるはるくん。
誰も教えていないのに、いつの間にか鍵を開けると自転車が動くのを学んだようです。それ以降は毎日、「自分で鍵開け」をせがむので最初は戸惑いましたが、これも立派なはるくんの日課になっています。
そして、この電動自転車で毎朝、保育園へ向かいます!
我が家の子供乗せ電動自転車は今年の正月、2歳になるはるくんの送迎用に購入しました。ブリジストンのダークモカ。子供乗せ電動自転車の三大人気メーカー、ヤマハ、パナソニック、ブリジストンのうち、最もおしゃれなブリジストンにダディの独断で決めました。夫婦兼用のつもりで買ったので、シブめの色をチョイスです。
ヘルメットは、最寄りのベビ-ザらスで、はるくんお気に入りの秋田新幹線「こまち」風のものを購入しました。
晴れの日の登園は本当に気持ちいいです。後ろではるくんが「くるま、ビュンビュン走ってるね~!ビュンビュンだねぇ!」とかいきなり興奮するのも楽しいです。今ではほとんどダディが乗り回しています。恐縮です。
めがねダディの唯一と言ってもいい、はるくんとの日課なのです。
距離にして1㌔ほど、いくつかの信号を抜けて、10分かからないくらいで保育園に到着します。
そして、保育園前でいつものように、
「(保育園に)着きマシタ~」
はるくんと声を合わせて言ったつもりでした。でも、後ろからはるくんの声が聞こえませんでした。
そして、後ろに座ったはるくんを下ろすためにベルトを外そうとした時でした。
はるくん:「チガウチガウヂガウ~!」
ダディ:「え?降りないの?」
なんでしょう。すこぶる機嫌が悪い。原因はよく分からないまま、(でも最近、後ろからなかなか降りないんだよなあ~、ビュンビュン気持ちいいもんな~なんて思いつつ、)ヘルメットを取ろうとしましたが、なお抵抗するはるくん。
「チガウ!チガウ!」
ついにははるくん、涙も辞さない構えです。
(忙しいのに。でもらちあかん。しょがない、とりあえず一週するか)
登園時間ギリギリでしたが、ここは行くしかない。
「じゃあ、もう一回行く?」「・・・モウイッカイ!」
すぐに機嫌を取り戻したはるくん。周辺をぐるっと回り、また保育園前に着こうとした時でした。
「つ・き・ま・し・た~!!!」
満面の笑みで、ダディより早く言い放ったはるくん。
思わずこちらもニヤける事案でした。
なるほど。
これが言いたかったのね。先にダディに言われたのが「チガウ」ようだったのです。
ごめんごめん。
次からはちゃんとはるくんが先に言えるようにしますね。
これが2歳の自我というものでしょうか。
きょうは珍しく、はるくんの言いたいことに合点がいったダディ。
澄み渡った朝の空気を吸い込んで、さらにすがすがしい気持ちになりました。